「ファイトスタイル・言動・ファッションセンス」
これら全てにおいて、プロフェッショナル!
あらゆる面で世界の注目を集める男。
メイウェザーと戦った事も記憶に新しい総合格闘家。
『コナー・マクレガー』
今回は、彼の経歴や強さの秘密、そして
自宅や家族に関しても迫っていきたいと思います。
ページコンテンツ
コナー・マクレガーのwiki的プロフィール
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
リングネーム | コナー・マクレガー |
本名 | Conor Anthony McGregor |
異名 | ザ・ノトーリアス |
生年月日 | 1988年7月14日 |
年齢 | 31歳(執筆時) |
国籍 | アイルランド |
出身 | ダブリン州ダブリン |
身長 | 175cm |
体重 | 70kg |
階級 | フェザー級、ライト級、ウェルター級 |
スタイル、バックボーン | サウスポー |
所属ジム | SBGアイルランド |
フェイスブック | @thenotoriousmma |
インスタグラム | @thenotoriousmma |
ツイッター | @TheNotoriousMMA |
コナー・マクレガーの経歴
UFC、ひいてはMMA界において唯一無二の存在。
日本での知名度はそこまでですが、
TIME誌の2007年「世界で最も影響力のある100人」に選ばれるなど、
その影響力は格闘技界におさまりません。
UFCのフェザー級とライト級を制し、
UFC史上初の二階級同時王者を達成したアイルランド出身の総合格闘家、
コナー・マクレガーの経歴を見ていきます。
MMAデビューからUFC契約まで
1988年生、マクレガーはアイルランドのダブリンにて生を受けます。
父親はタクシードライバー、決して裕福な環境ではありません。
今では全く以て信じられませんが、
幼少期は身長が低く、学校でいじめの対象にもなったそうです。
マクレガーが初めて触れたスポーツは、
アイルランドらしくサッカーでしたが、
12歳の時にボクシングジムに通い始めます。
本人曰く、喧嘩のためとのこと。
マクレガーらしいですね。
マクレガーとMMAの出会いは2006年。
家族と移り住んだダブリンのルカンにて、
後のUFCファイターであるトム・イーガンに出会い、
共にMMAの練習をスタートさせます。
2007年にアマチュアの試合1試合をTKOで勝利し、すぐにプロ転向を果たします。
この頃のマクレガーは、非常にお金に苦しみました。
日中は配管工の仕事をし、夜はトレーニングの生活をつづけます。
2012年、「ケージ・ウォリアーズ」にてフェザー級とライト級の王座を獲得。
そして2013年、ダナ・ホワイトがダブリン大学を訪れた際、マクレガーと会見。
ダナ・ホワイトはその事をUFCのCEOであるロレンゾ・フェティータに伝え、
マクレガーとUFCは契約を結ぶことになりました。
ここで、彼のキャリアハイライトとなる戦いを見ていきます。
UFCフェザー級王座統一戦 対ジョゼ・アルド
「俺たちは参加するために来てるんじゃない、支配するためにいる!」
2014年7月ダブリンのUFCファイトナイトで
ディエゴ・ブランダオンをノックアウトし、
母国のファンの前でこう叫びました。
その「支配」を実現するのに、マクレガーは2年とかかりませんでした。
2015年、デニス・シヴァーを2ラウンドでのマウントで仕留めると、
そのままフェザー級王者のジョゼ・アルドに詰めより対戦をアピール。
その後、アルドの肋骨骨折により暫定王座決定戦という形で
フェザー級ランキング1位のチャド・メンデスと戦い、
こちらも左ストレートからのパウンドで1ラウンドTKO。
2015年2月2日に行われたUFC194は、
暫定王者マクレガー対正規王者ジョセ・アルドという統一戦が行われます。
結果はなんとUFCタイトルマッチ史上最短となる1ラウンド13秒、
マクレガーの左フックでアルドは崩れ落ちます。
ストライカー同士の対戦なので、KOでの決着は予想の範囲内でしたが、
まさか13秒とは!
王座獲得をかけたタイトルマッチでここまで衝撃的な結末は、なかなかありません。
そして次の相手は、マクレガーと同じように悪童として有名な柔術家
ネイト・ディアスです。
UFC史上最高の戦い 対ネイト・ディアス
アルド戦をクリアしたマクレガーは、1階級上のライト級に標準を絞ります。
元々は当時ライト級王者であったハファエル・ドス・アンジョスに挑戦する予定でしたが、
アンジョスによる怪我でタイトルマッチは消滅します。
そこで出てきたのが、ネイト・ディアスでした。
過去には日本の五味隆典選手にも勝った選手。
ディアスの準備期間が短かったという事から、
この試合はウェルター級契約で行われます。
ストライカーのマクレガーと、
グラップラーのディアスという図式でしたが、
試合はディアスがマクレガーに打撃で応戦するという展開になりました。
序盤はやはり打撃に分があるマクレガー有利でしたが、
マクレガーが打ちつかれたところを、ディアスがお得意の寝技を繰り出し、
リアネイキッドチョークでディアスの一本勝ちとなりました。
これでマクレガーは、UFC初黒星となりました。
その後、その敗戦と同じ条件のウェルター級契約でディアスに再戦を要求。
2016年8月20日、UFC202でそれは実現します。
このマクレガー対ディアスの再戦が、
「オールタイム・ザ・グレイテスト・ファイト」に選ばれるほどの素晴らしい試合でした。
展開は初戦と同じで、
序盤はマクレガー有利、
後半ディアスが追い上げというものでしたが、
結果5分5ラウンドの死闘。
2-0の判定勝ちで、マクレガー勝利となります。
この激闘をクリアしたマクレガーは、そのままの勢いで
UFCライト級王者であるエディ・アルバレスに挑戦。
バカサバイバー・青木真也選手との戦いで有名です。
マクレガー対アルバレスは、アルバレスの打撃力が目立つ
一方的な試合となりました。
2ラウンド、パウンドでのKO勝ちを果たし、
UFC史上2人目である2階級制覇を達成しました。
さらに、2階級を同時に制覇したのはマクレガーが初です。
究極の異種格闘技戦 対フロイド・メイウェザー
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
マクレガーはこの試合のために、ボクシングライセンスを取得しました。
メイウェザーお決まりの「やる」「やっぱりやらない」が何度もあり、
試合の噂がたってから約2年の期間が経ち、やっとの実現です。
事の発端はマクレガーの挑発でした。
2017年8月26日に行われたマクレガー対メイウェザーは、
当初「見せ物」「サーカス」といった性質を持っており、
それを批判する有識者も多かったです。
試合前のトラッシュトークが目立ち、
試合はそのエンディングでしかないという認識をする人も多かったですね。
しかし、試合はマクレガーの予想外な健闘もあり、
10ラウンドまで持ちこたえることが出来ました。
試合には勝ったメイウェザーの動きも、
2年ぶりの現役復帰という事でかなり鈍っていたように見受けられます。
マクレガーの最新試合 対ハビブ・ヌルマゴメドフ
2018年10月7日、
約2年ぶりにUFCの舞台に帰ってきたマクレガーは、
ライト級タイトルマッチで王者ヌルマゴメドフに挑戦します。
不参戦の期間が長かったので、マクレガーは王座を剥奪されていました。
長期離脱の影響か、マクレガーは精彩を欠き、
チョークで4ラウンド1本負け。
王座獲得に失敗します。
しかもその後は、両陣営入り乱れての大乱闘。
マクレガーらしいといえば、マクレガーらしい。
さらにはこの試合の前、
ヌルマゴメドフが乗車するバスに台車を投げつけるとい暴挙も!
勝っても負けても、本当に話題に事欠きませんね。
マクレガーの次戦の相手は決まっていません。
ツイッターが日本でも話題になっていましたが、
メイウェザーと戦った日本の那須川天心へ挑発をしていました。
しかし特段進展もなし。
マクレガーの性格上、
ディアスと同じようにヌルマゴメドフへ再戦を要求するかもしれません。
マクレガーの本業であるUFCで王者を獲得するのか、
はたまた話題性を活かして対那須川天心のジャパンマネー狙いか。
現在まだ30歳。
彼のキャリアはまだまだ続きます。
となると思っていましたが・・・・
突然の引退発表。
詳細は下で紹介します。
コナー・マクレガーの戦績と獲得タイトル
戦績
総合格闘技
25試合 21勝 4敗 0分 19KO勝利
ボクシング
1試合 0勝 1敗 0分 0KO勝利
獲得タイトル
- 第4代CWFCフェザー級王座
- 第6代CWFCライト級王座
- UFC世界フェザー級暫定王座
- 第2代UFC世界フェザー級王座
- 第9代UFC世界ライト級王座
(2019年2月10日現在)
コナー・マクレガーの入場曲は?
マクレガーの入場曲で特徴的なのは、
アイルランドの民族音楽のような雰囲気のある
「The Foggy Dew」ですね。
引用:youtube.com
もちろん、他のファイターと同じように
50centなどのHIP HOP系の曲を起用することもありますが、
大一番にはこの「The Foggy Dew」を入場曲に使用しているようです。
自身の国の誇りを胸に戦うという覚悟が、
この音楽とともに生まれるのではないかと思います。
これから戦いに向かうという雰囲気の音楽ではないですが、
マクレガーの入場とともに聞くと、より壮大な音楽に聞こえてきますよ。
コナー・マクレガーのファイトマネー・年収は?
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
マクレガーの年収は、その話題性から多くのPPVを稼ぐ故、かなりの高額。
UFCファイターでは、ぶっちぎりの1位であることは間違いないでしょう。
2015年1月からはリーボックとスポンサー契約を結び、
1勝あたり500万円のボーナスが入ってきます。
リーボック以外にも、
ビーツ・エレクトロニクス、モンスターエナジー、
バーガーキング、バド・ライトなどど契約を結びました。
ジョセ・アルドとのUFCフェザー級統一戦では、
最低保証額+PPVを合わせて約15億円!
2015年推定年収は約30億円といわれています。
ディアスとの初戦では、最低保証額は1億円を超えます。
これは、UFCファイター史上初の快挙。
そしてダイレクトリマッチでは、3億円に達しました。
しかし、これらの金額が安いと思えるほど、
マクレガーは2017年に更なる大金を稼ぎます。
もちろん、対フロイド・メイウェザーによるものです。
メイウェザーとの試合で
メイウェザーとの試合は、試合自体よりも、
試合までのストーリーで盛り上がるタイプの1戦でした。
試合前のプレスコンフェレンスにおけるトラッシュトークでは、
放送禁止用語のオンパレード!
「ピー!」が何度も入って何を言ってるのか分からない状態。
もちろん、こういう試合は観衆の注目を集めます。
ゆえに、PPV売上件数も莫大なものとなりました。
記録は歴代二位の430万件、
歴代一位はもちろんメイウェザー対パッキャオです。
当然その年のフォーブスによる「スポーツ長者番付」では、
マクレガーは4位にランキングされます。
年収約115億円でした。
そんな彼ですが、UFCで頭角を現すまでは、
配管工として働き、生活保護を受けるほどの貧困にくすぶっていました。
そんな貧困の経験があるからか、子供のための医学研究基金に寄付をするなど、
チャリティ活動も積極的に行っています。
マクレガーの家・自宅が豪邸すぎる
引用:http://www.bestvegasviews.com/
そんな金額を稼ぎ出すマクレガーなので、自宅ももちろん超豪華です。
定宿はアイルランドですが、
ラスベガスに「マック・マンション」と呼ばれる超豪邸を構えています。
6つのベッドルーム、もちろんプール付きで、広さは約11,500平米。
- ロールス・ロイス・ファントム・ドロップ・ヘッド・クーペ
- ランボルギーニ・アヴェンタドール・ロードスター
- ベントレー・コンチネンタルGTO
- ロールス・ロイス・ゴースト
こういった高級車は、当たり前のように所有しています。
コナー・マクレガーの刺青・タトゥー
マクレガーの特徴の一つとして、
身体に大きく入った入れ墨がありますね。
胸元、下腹部、左上腕部、背中にそれぞれあります。
特徴的なのは、胸元と下腹部にある刺青。
胸元にあるのは、
『王冠をかぶり、心臓を食べるゴリラ』
ゴリラは、マクレガーが練習するジムのマスコットキャラだそうです。
下腹部には、
『虎と共に「マクレガー」の文字』
「お前が虎を見た時にはもう手遅れだ。お前は獲物だ。」
これは、ジョゼ・アルドと統一戦を行う前にマクレガーが放った一言です。
虎の入れ墨が一番新しく、アルド戦前に入れたようですね。
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
このタトゥーに関しては、UFCのダナ・ホワイトはお気に召さないようです。
そんなダナに対し、マクレガーは「頭が古い」と一蹴。
頑固おやじと不良息子のようですね。
ちなみに、ロンダ・ラウジーはダナのいう事を聞き、
タトゥーを入れるのをやめたとのこと。
『身体前部にゴリラと虎』
まさにマクレガーの強さを象徴するような刺青ですね。
コナー・マクレガーは結婚してる?彼女は?
マクレガーは結婚はしていませんが、一歳年上の彼女がいます。
所謂、内縁の妻というやつです。
そしてその二人の間には子供が一人います。
最近は、結婚という手続きは取らずにお子さんを授かるアスリートが多いですね。
サッカーのクリスティアーノ・ロナウドもその一人です。
彼女はディー・デブリンという女性で、
マクレガーと同じアイルランド出身の方です。
マクレガーが無名でお金のない時代から献身的に支え、
共に栄光の道を歩んできた女性です。
二人は2008年頃からの付き合いなので、
ちょうどマクレガーの総合格闘技プロデビューと同時期です。
(マクレガーは2008年3月8日にプロデビュー)
当然のことながら、
デビュー当時はUFCのような大きな大会でもないので、
マクレガーが稼げていない時期から支えてくれていた正真正銘のパートナー。
現在まで10年以上のお付き合いです。
引用:https://www.instagram.com/deedevlin1/
「彼女は俺が何も手にしなかった時代から、何年にもわたって尽くしてくれた」
とアイルランドのメディアに語っています。
デブリンのマクレガーに対する献身は、まさにチャンピオン級。
食事、洗濯、掃除、ジムの送り迎え、
そしてなんと練習に行くまでの荷物の準備まで、
毎日していたようです。
UFCで大成して本当によかったですね。
そんな愛するデブリンとの間には、
コナー・ジャック・マクレガー・ジュニアという名の息子がいます。
引用:https://www.instagram.com/deedevlin1/
2017年5月5日に生まれた男の子ですが、
人気ナンバーワンの現役格闘家にも関わらず、
マクレガーはその子が生まれる際に産休を取ります。
自分の試合で、出産を控えるデブリンにストレスがかからないようにとの配慮でした。
本当にジェントルマンですね。
強い男の陰には、頼もしい女性の存在がありました。
スーツを着ていてもわかるマクレガーの筋肉
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
会見でもスーツを着ていることが多く、
メイウェザー戦では遠目では気づけない小さな「F*CK YOU」の刺繍がストライプになっているスーツを着ていたことが話題になりました。
そしてマクレガーは、そういったスーツを着ていても分かるくらい、
筋骨隆々といった身体をしています。
さぞ筋力トレーニングを重負荷で行っていると思いきや、
その逆でした。
しかも、毎日ハードワークするわけではないとのこと。
マクレガーが大事にしているのは、「身体に聞く」という事です。
朝起きると、その日の体調によって何をするかを決めます。
ボクシングをするのか、はたまたテコンドー、
柔術、ヨガ、カポエイラ、もしくは休むのか。
マクレガーは、ウェイトトレーニングや、
激しいスパーリングに重点を置く格闘家とは違います。
「身体が自由自在に、バランスよく動くこと」
マクレガーはこれを格闘技の基本としています。
たしかに、マクレガーのトレーニング風景を見ても、
自身を限界まで追い込むようなシーンは見たことがありません。
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
野球のイチロー選手に近い考え方かもしれません。
人間本来持って生まれたバランスがあり、
筋肉を増やす事によりそれが失われてしまう。
脳からの信号を四肢に送るスピードも鈍る。
以前テレビのインタビューで、イチロー選手はこう語っていました。
重要なのは、体を如何に自分の思い通りに動かせるか、です。
マクレガーも同じであり、ベクトルは筋力向上よりも、
人間のあらゆる動きを習得することを心がけているようです。
ゆえに、上述の様々な格闘技を練習に取り入れています。
マッチョに見えますが、様々な動きをするなかで、
自然に出来てきたものですね。
体脂肪率などにも、あまり気は配らないでしょう。
まるで、日本の古武道の達人のような考え方だと思います。
コナー・マクレガーの強さと凄さ
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
後ろで手を組んで挑発するポーズはおなじみですね。
メイウェザー戦でも一瞬見せて観客を盛り上げました。
マクレガーは生粋のサウスポーストライカー
KO、TKOの多くは、その左ストレートを起点にしています。
ジョセ・アルド相手の13秒KOなども左で決めました。
そしてこのアルド戦での一言が、マクレガーの強さを表現していると思います。
「精度はパワーに勝り、タイミングはスピードに勝る」
上記のとおり、マクレガーは様々な格闘技を通し、
様々な動きを身体の中に取り入れています。
それはひとえに、脳の命令通りに体を動かせるようにするためです。
動きのバリエーションを増やし、どんな命令にも対応できるようにしています。
それゆえに、精度が生まれ、ベストタイミングで相手を突くことが出来ます。
タレントの武井壮さんが言っていましたが、
運動神経が良いという事は、
自分の思い通りに体が動かせることなのだそうです。
マクレガーに通じますね。
マクレガーは西欧人ですが、思考的は非常に東欧的。
メンタルに関して、非常に深い思慮があります。
これが他の選手と一線を画すところでしょう。
マクレガーの現在はウィスキーオーナー?那須川天心戦は?
引用:https://www.instagram.com/tenshin.nasukawa/
最近では、ツイッターで那須川天心に対戦要求をしましたが、
これは嘘かまことか、ただのパフォーマンスなのか、
未だ進展はありません。
しかし、対メイウェザー戦における2人の戦いぶりを比較するなら、
マクレガーに分があるように思えますね。
階級を考えれば当然ですが。
現在マクレガーは、直近の試合でUFCライト級王座に挑戦するも、
ヌルマゴメドフに敗れ、無冠の状態です。
このマクレガー対ヌルマゴメドフも、試合前に一悶着ありました。
ホテルでのマクレガー陣営とヌルマゴメドフ陣営のいざこざから、
マクレガーがヌルマゴメドフが乗るバスを襲撃。
バスに向かって台車を投げつけました。
この様子はYoutubeなどでも見られます。
バスに同乗していた他のUFC選手も怪我をしてしまい、
試合を欠場する事態にまで至りました。
さすがに事態を重く見たマクレガーは、
その日の夜に警察に出頭。
前科も執行猶予もつかない判決が下されました。
こういう事件があっても、マクレガーは非常に市場価値のある選手。
いや、こういう事件があるからこそ、と言うべきでしょうか。
UFCは既にマクレガーと6試合の契約を結んでいます。
更に、実業家としてもデビューしており、
『プロパー・ナンバー・トゥエルブ (Proper No. Twelve)』というアイリッシュ・ウィスキーを販売しています。
UFCと契約した6試合には、
全ての試合でこのウィスキーがスポンサーにつくことが条件に加えられているようです。
ヌルマゴメドフとの記者会見でも、このウィスキーを飲んでいました。
さすがに、メイウェザー戦後すぐに控室で飲むのはまずいかなと思いますが・・・
引用:https://www.instagram.com/thenotoriousmma/
おそらく、次戦はUFCでしょう。
契約も残っていますし、
何よりそろそろ本業のMMAで王者にならなければいけません。
しかし、最新のニュースによると、1月29日、
アメリカネバダ州のアスレチック・コミッションは、
マクレガー対ヌルマゴメドフの際に起こった乱闘騒動を重く見て、
マクレガーに6か月の出場停止処分と罰金550万円を科すことを決定しました。
ヌルマゴメドフに対して差別的な発言をしていたようなので、
仕方ないといえばそうですが、
マクレガーの勇士を見るのは、少し先になりそうです。
その時、ヌルマゴメドフへの逆襲になるのか?
格闘技の枠を超えて活躍するマクレガー、今から非常に楽しみです。
マクレガーが突然の引退発表!理由は?なぜ今!?
2019年3月26日、
突然すぎる引退発表
あまりにも突然の出来事だったので、世界中の格闘技ファンが度肝を抜かれたはずです。
引退宣言を見た全員が気になるのは、
その引退理由ですよね。
マクレガーは引退宣言をツイッターで行いました。
これほどの世界的なファイターがまさかSNSで急に引退発表をするなんてすごい時代ですね。
ツイッターでは以下のようにコメントを残しています。
Hey guys quick announcement, I’ve decided to retire from the sport formally known as “Mixed Martial Art” today. I wish all my old colleagues well going forward in competition. I now join my former partners on this venture, already in retirement. Proper Pina Coladas on me fellas!
引用: https://twitter.com/thenotoriousmma
まだ詳細は明らかにされていないものの、
引退後はベンチャービジネスに力を入れていくようです。
マクレガーはもともとビジネスの才能があって、最近はビジネスと格闘技を両立させていたようにも見えました。
しかし一つ気になるのは、
「総合格闘技から正式な引退を決めました」という言葉。
以前噛み付いた那須川天心戦は可能性薄いですが、
メイウェザーとの再戦はやるかもしれませんね。
そうなればボクシングの公式戦ではなく、
メイウェザー vs那須川天心のような非公式戦のイベント形式になると思いますが。
ちなみにマクレガーは、
2016年にも一度引退宣言をしています。
理由はUFCとの関係が悪化していたこと。
しかしその時はたったの2日で引退を取り消し、復帰しています。
もしかすると今回もUFCと揉めたのかもしれないですが、
UFC代表のダナ・ホワイトは「私が彼の立場なら、私も引退している」と、
マクレガーの判断を尊重しています。
自分の会社の稼ぎ頭がいなくなるのに寛容ですね。
そしてもう一つ引退理由として噂になっているのが、
現在進行形でマクレガーに対する捜査が続いている性的暴行疑惑です。
2018年12月に女性から告発され、
2019年1月には逮捕されて取り調べを受けています。
証拠不十分で釈放されている上に起訴もされていないのですが、
引退発表後に報道されたこの性的暴行疑惑が、
マクレガーの電撃引退発表と関係しているのではと考えている関係者が多いそうです。
マクレガーはメイウェザーと公式なボクシングルールで試合をしたり、
オリジナルブランドのウイスキーを販売したりと、
枠を超えて活躍し、あらゆる手段で大金を生み出しています。
UFCからの報酬では満足できないのかもしれないですね。
ファンとしては、今回も前回同様にすぐ考えを改めて、
MMAの世界に戻ってくれると嬉しいですね。
【UFC】コナー・マクレガー まとめ
マクレガーに関して言えることは、
彼が間違いなく世界で最も注目を集める格闘家の一人だという事です。
試合前のパフォーマンスも含め、
全ての戦いを盛り上げる能力はプロのエンターテイナーとして、
日本のボクサーも見習ってほしいですね。
「頑張ります、絶対勝ちます」だけでは、付いてくるのはファンのみ。
アンチを作り出すほどの、強烈な自我がマクレガーにはあります。
それが行きすぎで、バス襲撃事件などにもつながりますが、
それも含めてエンターテイメント。
コンバットスポーツは、
リング外でのスキャンダルがその選手の市場価値を上げることが多くあります。
ボクシングのメイウェザーしかり、エイドリアン・ブローナーしかりです。
そして、そろそろ欲しいオクタゴン内でのマクレガーの大暴れ。
次戦はもう見れないかもしれないですが、
ビジネスマンとしての今後の活躍にも注目です。